〜情熱ライフコーチ ジョニー稲垣が贈る 情熱的人生のすすめ〜

PFLインタビュー(INTERVIEW) 情熱ライフコーチ ジョニー稲垣が贈る 情熱的人生のすすめ 〜Passion For Life〜

【第3回】ゲスト… 野口嘉則 氏 《1》

お待たせ致しました、ついにインタビュー第3弾がオープンです。

『鏡の法則』【Amazonのページへ】今回は、ブログで有名な野口嘉則さんにお願いしました。
今では、ブログのみならず、本でも有名ですよね。
2冊目に出版された「鏡の法則」は1ヶ月で5万5000部を越えたそうです!
(このときは6月14日でしたが、6月27日現在の情報では、なんと!10万部突破したそうです!おめでとうございます。)
今も売れ続けているということですので、どこまで売れるか楽しみですね。

野口さんとは、コーチングを学んだ機関が同じで、今はクラスコーチという役割を一緒に行っています。そういうこともあって、2、3度、コーチングのワークショップでお会いしたこともあり、また、 本田健さんのご著書も大好きだということで 、一度じっくりお話を伺いたいと思っていました。そのような中でインタビューをお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。

野口さんの過去や私生活、そして執筆活動の様子などについて聞いてきました。
じっくりと読んで下さい。

今日から、2週間の間隔で3回シリーズで皆様にお伝えしていきます。

広島駅さて、インタビュー場所は広島駅のそばにある某ホテルのロビーです。
広島に来たのは中学校の修学旅行以来です。
6月中旬とは思えない暑い日でした。
約束の時間の8分前に新幹線が到着し、ホテルへ向かいました。
ホテル玄関の自動ドアが開く前から、私の存在に気づいていた野口さんが、笑顔で立ち上がって迎えてくれました。
なんだかとても懐かしい光景に感じました。
そして、そばにあったカフェにてインタビューが始まります。

1.あのコンサルタントは?

稲垣: 今日はよろしくお願いします。とても楽しみにしていました。
野口: こちらこそよろしくお願いします。遠いところよくお越しくださいました。
稲垣: 早速ですが、『鏡の法則』すごいですね。
野口: そうですね。広がっているみたいですね。
稲垣: このコンサルタントさんは野口さんですか、
野口: いや、それは秘密なんです。謎として残しておくようにしているんです。実は一番よくされる質問なんですけど。
稲垣: この本に書いてあるアプローチというのは、自分でも身につけたいと思うんです。見えない世界のことというか、これって心理学なんですかね?
野口: 『「原因」と「結果」の法則』【Amazonのページへ】僕は、大きな意味では心理学の一部だと思っているんです。でも、どちらかというと、目に見えない世界の法則が入っているので、一番近い本でいうと『「原因」と「結果」の法則』とか。今の言葉で言うと、ちょっとスピリチュアル系な法則が入っているというふうにとられると思うんですよね。
稲垣: 野口さんは、こういうアプローチもされるんですか?
野口: まあ、そうですね。
稲垣: 深いですね。
野口: 深いですよね。
稲垣: 今、本田健さんに学んでいるんですけど、ものすごく似ているところがあるんです。
野口: 僕も、本田健さん大好きですよ。本も全部読んでいます。
稲垣: 2005年の8月に六本木(泉ガーデンギャラリー)での本田健さんのセミナーで、うちの嫁さんもご一緒させていただいたみたいで、今日も、野口さんによろしくと言っていました。
野口: そうですか。よろしくお伝えください。お子さんも、もう1歳ぐらいになられましたか。
稲垣: 子どもは1歳半ですね。えっ?ご存じですか?
野口: お子さんは見ていませんけど、僕、以前奥さんの稲垣陽子さんにコーチをお願いしたことがあるんです。そのときに、おなかの中に子どもがいるということで、残念ながらコーチしてもらえなかったことがあるんです。なので、もう1歳になられたかなと思って。そうですか、1歳半ですか。かわいいでしょう。
稲垣: かわいいですよ。
野口: ジョニーさんのお子さんは男の子ですか?女の子ですか?
稲垣: 男です。かわいいですね。
  そういえば、野口さんは家族を大切にした生活を送るために、土日は仕事を入れない生活をしていると聞いていますが。
野口: そうなんです。
稲垣: 具体的に実行しているので、すごい、尊敬しています。
野口: 尊敬というか、マイホームパパなだけですから。
稲垣: 子どもたちとの時間を大事にするということで、土日はやらないとか、夜はやらないとか決めているんですか?
野口: ええ、今はすごく意識しています。実は、そのことについては反省があって、一昨年はすごく働いていたんです。夜もフル稼働していましたし、土日もけっこう仕事を入れていました。まあ、コーチとしての仕事を軌道に乗せるというのもあって、仕事自体が好きだし、ストレスもそんなに感じない方なので熱中していたんですけど、1年を振り返ったときに、家族と過ごしている時間がすごく少なくて、あれっ? 何のために独立したのかという根本的なところに戻って、昨年は頭からその辺の方針を立てて、平日の夜と、土日は仕事をしないようにしようと。
稲垣: なるほど、そういうことがあってこそなんですね。
野口: そうですね。反省に基づいているんです。
稲垣: 何か問題があったとか、そういうことでもなく?
野口: ではないんですけど、自分と家族にとって一番ハッピーな生き方ではなかったんです。でも、まあ、仕事を軌道に乗せる上では、必要な時期だったのかもしれないですけど。

2.ターニングポイント

稲垣: 実は、こう言うと失礼かもしれませんが、野口さんは、同じコーチ仲間の中でも、一番最初に第一線にドンッ、と上がったと思っています。一緒にやってきた仲間がそういうふうに行くということは、みんな行けるんだという可能性を持たせてくれたと。本当に失礼な話ですが、そう思っているんです。
野口: 本当にそのとおり、みんな行けるんですよね。
稲垣: 僕も、より多くの人に影響を与える喜びを感じながら、自分が周りの人に役に立っているということで仕事はやっていきたいと思っています。そして野口さんのように、家庭を大切にする生活をベースに持ちながら、仕事も行っていく。家族も含めて、すべてのものを大切にしながら、みんながハッピーになるために動くというのは、とても目指すところなので、今回インタビューをお願いしたわけなんです。ですので、その辺をいろいろ聞かせて下さい。
野口: ありがとうございます。僕もまだまだ目指している人間で、実現者ではないですので・・・。
稲垣: いやいや、こちらから見るとすごいなと思っています。
  ここにくるまでにいろいろなことがあったと思うんですけど、ブレイクするに至って、ターニングポイントみたいなところはありましたか。
野口: それは、コーチを始めてからですか。
稲垣: 前にもありますか?
野口: そうですね。大きなターニングポイントは、大学時代だと思います。高校時代は対人恐怖症だったんです。登下校の時が一番怖くて、友達と出会ったら、あいさつして、雑談したりするのが普通ですよね。それがすごく怖かったんですよ。そこで、どんな表情で何をしゃべったらいいんだろうというのがあって、高校時代はすごく悩みました。
 それで、高校時代はひたすら悩んだ3年間でしたが、大学に入ったら自分を変えないと、大学を出たら社会人になるわけですから。当時出会ったのが心理学だったり、成功哲学系の本だったり。むさぼるように本を読んで、講座とか勉強会に出たりしました。
稲垣: へー、そうなんですね。正直、ちょっと驚きました。で、それは解決されていったんですか?
野口: そうですね。大学3年になるころには、もう普通の、対人恐怖症ではないレベルになっていたと思います。対人緊張はするけれども、対人恐怖症ではないというところまではいっていたと思います。
稲垣: それで、大学を卒業して働くわけですよね。それに関係することを職業に選んだのですか?
野口: いえ、会社はリクルートに入ったんです。リクルートというのは営業が花形の会社ですから、一応、営業を希望したんですけど、対人恐怖症出身ですから適性的に経理方面の仕事になりまして、仕事自体は私のキャラクターには合っていたんでしょう。外に出て、ばりばり営業をするというタイプの仕事ではなかったです。
 リクルートのころは、やはり心理学などにすごく興味があったので、そういう講座とか、勉強会を見つけては、よく通っていました。それに給料をつぎ込んでいましたね。あと、成功哲学のプログラムを買ったりしました。
稲垣: その頃の、その積み上げがやっぱりあるんですね。
野口: そうだと思います。

3.天職との出会いまでに

稲垣: それで、コーチとして独立する日がやってきますよね。
野口: はい。実は、コーチ以前に独立はしていたんです。1990年に入ってから、最初はメンタル・マネジメントの講師であちこちで講演するようになったんです。これは、大学時代から学んできた心理学とか、社会人になって学んだ成功哲学とか、あとリクルートが人材教育にすごく熱心で、当時では珍しく心理学系の教育というのか、今で言うコーチングもどきみたいなコミュニケーションの研修などをよくやっていたので、そういうのも全部自分のリソースとして融合して、メンタル・マネジメントというのをやっていたんです。
稲垣: 自分のオリジナルですか?
野口: そうですね。ベースとなったものはいくつかあって、一般的な成功哲学ですけど。目標を明確にして、ビジュアル化してという、そういうオーソドックスなやつをベースにしていますけど。
稲垣: そこでいろいろなことに気づいていくわけですね?
野口: そうですね。私は当時、目標を達成したい人のために達成の仕方を伝えていくわけです。成功したい人のお手伝いというか。そこで、目標を達成していく人、成功していく人をいっぱい見たんですけど、目指していた目標を達成することが必ずしも幸せになるとは限らないというのを、いっぱい見たわけです。自分のやっていることにもすごく疑問を感じた時期があるんです。
稲垣: このメンタル・マネジメントの手法にですか?
野口: 今、考えれば、その手法自体が悪いわけじゃないんですが、一時はその手法自体に疑心暗鬼になったり。例えば、事業を興した人が、事業で成功するという目標に向かって、そこにフォーカスしてどんどんやっていきますよね。結果としてその人が達成して、業界でも一目置かれるまでになっても、トータルに見てどうかというと、家庭で問題が起きてきたり、こういう言い方は失礼かもしれませんが、本人自身がちょっと天狗みたいになられて、逆に業界で孤立したり。だから、目標は達成されていて、業界でも成功者と言われているんですが、「ハッピーではない」、と本人もおっしゃったわけです。そういう事例をいっぱい見て、自分がやっていることは、この人の幸せに貢献してないんじゃないかと落胆した時期があるんです。
稲垣: それは、どうしていったんですか。
野口: 最終的には、ベースとなる考え方として、何が幸せなのか?というのをしっかりして目標を見つけていけばいいんだという、結果として単純なことなんです。それこそ、本田健さんがおっしゃっているようなことですよね。「幸せな成功」というのを目指せばよかったわけです。そこで、自分らしさとか、自分の価値観とか、形に見える数字の目標以外の部分ですよね、家族とかそういったところが抜けていてはいけないなと。それで、ますます心理学でもそういう勉強に入っていって、心理カウンセラーになったんです。
稲垣: へー、そうなんですね。
野口: はい。そして、心理コンサルティングオフィスというのを設立して、よりパーソナルにその人が本当に幸せになっていくのをサポートしようということになります。
稲垣: それはセミナーもしながらですか。
野口: いえ、ほぼシフトしていって、パーソナルオンリーで行いました。僕自身も模索している過程というのもありましたし、一斉に伝えてしまうと伝わりにくい部分とか、誤解される部分がありますよね。都合のいい部分だけとってしまうとか。当時はそれが怖かったので、やはりパーソナルが、安心できるスタイルだったんです。
稲垣: それで、心理カウンセラーとしても活動されて、この後コーチングと出会うわけですね。
野口: そうなんです。心理カウンセリングをやっていて気がついたのは、人が幸せになるのをサポートするのが僕の天職だなと思ったんです。それが、すごくワクワクしてうれしいんです。人が幸せになるのをサポートするという大きなくくりで、それがミッションだと思ったんですけど、例えばすごく悩んでいる深刻な状態から、まずはそれを癒やしてニュートラルな状態になっていくという人と、深刻な問題ではなくて、実現したいことに向かう人と、大ざっぱに分けて2種類いるとしたら、どっちも幸せになっていくためのサポートなんですけど、僕は後者のほうがよりワクワクするんです。目標に向けて、あれを実現しよう、これを達成しようと前進していく人の幸せな成功のサポートのほうが、よりワクワクするんです。やっぱり、心理カウンセラーで看板を挙げていると、前者のほうが圧倒的に多いんです。
 お金を払って心理カウンセリングを受けに来る方というのは、例えば、「昨日、娘が手首を切ったんです」とかヘビーなものが多いですよね。それももちろんやりがいはあるんですけど、一番自分がワクワクするものは、目標達成型、目標に向かっている人のサポートだったので、どうやってそのクライアントさんを見つけていったらいいんだろうと思っているときに、見事に、いいタイミングでコーチングに出会ったんです。知人がCTP(コーチトレーニングプログラム)を受けていて、「野口さん、ぜひお勧めだ」と。
 そうしたら、たまたま広島で日本コーチ協会広島支部主催の桜井(桜井一紀)さんの講演があったんです。それを見て、すぐに申し込みました。
稲垣: 今の会社名がコーチングマネジメントという名前ですよね。その由来を聞いてもいいですか。
野口: 『コーチングマネジメント』【Amazonのページへ】当時、伊藤守さんの『コーチングマネジメント』を読んで、あれをけっこうベースにしていたこともありますし、目標達成型の人をサポートする上では、一つのターゲットとして、何かを実現したいというのは経営者の方が多いんだろうなというので、マネジメントという名前を付けたんです。企業研修と同時にやり出しましたので。
稲垣: 今も、企業研修もやりながら、パーソナルのクライアントもいてという感じ?
野口: そうですね。企業研修は、この1年半ぐらいは、新しいクライアントさんをとらずに、既にあるお客さんで続いているところだけやっていて。
稲垣: そうすると、コーポレート・コーチみたいな形なんですかね。
野口: そうなんです。個人的には、できれば企業研修はさらに減らしていって、パーソナルも現状維持ぐらいで、著作活動をもっとやりたいと思っているんです。
稲垣: なるほど。著作活動ですね。では、次はその著作の話をお聞きしたいと思います。

と、いったところで、第1回目は終了になります。

みなさんどうでしたか?

このあと話は、野口さんの執筆の話に展開していきます。

第2号は、7月17日になります。

野口さんは対人恐怖症の克服を皮切りに、成功哲学、心理カウンセラー、コーチなどその道のプロになっていく。
いかなる問題も、人を成功へ導くためのステップが隠されているのだと改めて思いました。

「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」

こんな言葉もありますが、どのような出来事も、あなたに一回り大きくなってほしくて、あなたをノックしているのかも知れません。
そのサインに気づくことで、今起きている問題は、同時に、将来のキャッシュポイントになる可能性があるわけです。

そう思うと、いろいろな出来事を楽しんで取り組める気持ちになってきます。

と、そんなことを感じさせていただきました。

ここまで読んで、皆さんは、どのようなことを受け取ったでしょうか?
ぜひ、掲示板で交流していきたいと思っています。


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